北のほたるや

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アイツ

三笠に来てからというもの、パンをよく作るようになった。

と言っても、作るのはいつもハード系で、一応カンパーニュのレシピなのだが
3回に1回は失敗し、あまり膨らまない硬いものになってしまう^^;

陶芸でも、料理でも、毎度同じパターンで作るのが不得手で
作るたびに少しずつアレンジを加えてしまうw

うまくいくこともあれば、失敗することもあり
パンの場合、その周期が今のところ3回に1回ということのようだw

さて、この失敗した硬いパンだが
2cmから3cmぐらいの厚さでスライスし、牛乳150cc、卵3個、砂糖10g、バニラエッセンス少々を混ぜた卵液に付け込み、フレンチトーストにしたりする。

ある日、牛乳がなかったので、スライスしたまま冷凍庫で保存しておいたパンを
玄関横の、除雪した雪でできた雪山に、横穴を掘り置いた。

というのも、必ず決まったコースで何日かおきに、トボトボとしたアイツの足跡が残っていたからだ。

三笠に来てからは、エゾシカを始め、キタキツネ、エゾタヌキ、エゾテン、オコジョ、エゾユキウサギ、エゾモモンガ、エゾリスなどを見かけており
エゾシカにいたっては、昼となく夜となく、玄関先まで訪れ
ドアを開け放っていたら、家の中まで入ってきそうな勢いだったが
ひとたび雪が降ると、その姿もまばらとなり
今では、アイツの足跡以外を家の周りで見ることはない。

どうやら幌内周辺にはアイツ一人しかいないようで
月光池で見かけたのもアイツのようだ。

雪山に掘った穴の周囲には、薄っすらと新雪が積もり
いつものコースでアイツの足跡が残されていた。

穴の中を覗くと、パンは無くなっていた。

アイツの帰りの足跡は、心なしか弾んでいるように見えた。

その後、何度か雪山に穴を掘ってはパンを置くのだが
アイツの足跡が残っていないのに、パンが無くなっていた。

雪の上には、翼の跡が残っていた。
犯人は黒いヤツだ。

過疎化した限界集落ではゴミもほとんど出ず、野生も生き辛いのだろう。

最近は、寝る前に足跡を確認するのが日課となっている。

アイツが訪問してくれる周期がわかれば、それに合わせて
僅かでもパンを置くのだが
アイツの行動は未だに読めない。

とはいえ、アイツは陽が落ちてから、日付が変わる前までしか現れないので
今後は夕方にパンを置き、寝る前に無くなっていなければしまうという方法にしてみようと思う。

そのためにも、まずはパンを焼いて、失敗しなくっちゃw




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きこりん@北のほたるや
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私の生きてきた軌跡

北海道の三笠市旧幌内炭鉱周辺にて、三笠の土を使って陶芸をしています。

北海道の自然や風景・動植物・各地域イベントなどを撮影し、写真にて紹介しています。

地方都市や、過疎地域の町興しを真剣に考え、具体的な提案をしています。

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