北のほたるや

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遅咲きの紫陽花





お盆ぐらいから咲き始めた紫陽花が今満開となっている。

白いのは秋咲きだが、それ以外は普通に初夏咲きの紫陽花だ。

元々は園芸品種だと思われるが、放棄地で雑草に埋もれ瀕死状態だったので
ご近所さんに了解を得て数本を移植し、2年かけて再生させた。

放棄地にはまだ数本の紫陽花が残っているが、それは樹勢がいいので、その場で増えればと残しておいた。

周囲の草を刈ったこともあり、残しておいた紫陽花は、今年の初夏には大きなコロニーとなって花をつけていた。

一方、移植した紫陽花は、移植した翌年の昨年初夏に、僅かに花をつけたものの、その後の猛暑による高温で障害が出て、樹勢が衰えてしまった。

昨年の雪が降る前の晩秋と、今年の雪解けに、油糟、鶏糞、石灰、腐葉土、三笠市で製造している生ゴミ肥料を、それぞれ少量ずつ土に混ぜて根元に撒いておいた。

春になると樹勢も良くなり、多くの葉をつけるも、なかなか花芽が付かずにやきもきしていた。

野菜苗を植え付ける時期になると連日の雨に見舞われ、植えつけた野菜のほとんどが水没し、その後の育成に暗雲を落としたが、紫陽花にとっては良かったようで、数日続いた春の長雨の中で花芽を付け始めた。

長雨が終わると、今度は長い日照りが続いた。

南西側に植えている紫陽花は、特に強く当たる西日のため、高温と日照りによる水枯れにより一進一退を繰り返していた。

お盆を迎える前の7月末ぐらいから漸く、雨天と晴天のバランスがよくなりはじめ、それに合わせて紫陽花の花にも色が付き始めた。

昨年は花をつけなかった株も含めて、すべての株に花が付き、樹勢も良く、株は移植した当初の倍以上になってくれていた。

夏の暑さも、終わってみれば、昨年の猛暑ほどではなく、9月1日の今日には、爽やかな風が程よく吹き過ぎ、晴天ながらも、さほど気温は高くないことから、まるで初夏のような空気感となり、初秋にもかかわらず不思議と、紫陽花の花が似合う気配でもある。

とはいえ、今年の春から夏の気象は、野菜たちには過酷だったようで、トウモロコシ、カボチャ、玉ねぎ、さやえんどう、トマト、ナス、アスパラ、ニラ、イチゴ、ニンニク・・・そのどれもが不作となった。

僅かに、ジャガイモとズッキーニだけは何とか収穫できる状態となったものの、昨夜、不審者の侵入により、荒らされてしまった。

工房周辺を、グルリと取り巻くように防獣ネットを張り巡らせておいたので、これまでは被害もなく安心しきっていた昨夜、その防獣ネットを踏み倒して敷地内に入り込んだ気配があった。

ジャガイモは土の中なので問題はなかったが、あと数日様子を見ようと取り残しておいたズッキーニの果肉と穂先が喰われ、その横にあった秋咲きの紫陽花の穂先まで齧っていった。

この蛮行の様子からエゾシカの子供であることが推察できる。

今年の春には、昼日中から群れを成して工房周辺をうろついていたエゾシカも、その時に執拗に追い立てたこともあってか全く見かけることが無くなっていたのが油断を招いたともいえる。

今年も昨年同様に、わずか1キロ圏内でヒグマの糞があったと、日夜パトロールをしてくれている警察官から、つい数日前に聞かされている。

開拓期から既に100年が経過し、ピーク時には7万人もの人口を誇った炭鉱地も、今では僅かに1万人を切るほどとなり、野生と自然は「我と我が土地を返せ!」とばかりに、最も野蛮な人間を追い出しにかかっているのかもしれない。

既に失われてしまった太古の自然は、彼ら野生の手で再生することは難しいが、今後、野生が数百年、数千年も生活していくためのエリアを返還するべき時なのかもしれない。

その昔、逞しかった人間も、今では野生を失って久しく、自然と野生の脅威に抗うすべを持たなくなりつつあり、日々、木陰から嘲笑されているように感じる。

さて、「野生児きこりん」は、どこまで、いつまで、この屈強な野生と自然に抗い続けられるのか?

ちなみに、ズッキーニは既に数本を収穫し、何度かピクルスを作ることができていることもあり、また、エゾシカの蛮行は慣れっこになってしまっていることから、強い怒りもなく、むしろ、己の敗北に笑えるほどとなった。w

To Be Continued...



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きこりん@北のほたるや
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私の生きてきた軌跡

北海道の三笠市旧幌内炭鉱周辺にて、三笠の土を使って陶芸をしています。

北海道の自然や風景・動植物・各地域イベントなどを撮影し、写真にて紹介しています。

地方都市や、過疎地域の町興しを真剣に考え、具体的な提案をしています。

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