北のほたるや

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台風一過


台風一過

ほたる窯のある三笠市幌内においては、北海道の中央部に近い内陸にあり
小山の北側に面した中腹にあることから
冬には雪こそ多くなるものの、吹雪の影響が少なかったので
「台風21号何物ぞ!」と思いつつも、僅かな不安と、ちょっぴりのワクワク感で一夜を過ごした。

当方は、中古住宅を購入したものだが、その時点で既に屋根が壊れており
居室二部屋の天井からは雨漏りがしていて、何度も修繕のために屋根に上がり、コーキング補修するも、時間がたつと、同じ個所から漏ってくる。

また、西から東へ向けて傾斜のある屋根の、東側の軒が壊れ、外から見ると、既に崩壊している空き家のように見える。

そんな状態なものだから、昨夜はあらかじめ、雨漏りの落ちる位置に合わせてバケツやら鍋やらを配置しておいた。

ニュースで、関西方面の被害が映し出されるたびに、ほたる窯の屋根が吹き飛ぶイメージが脳裏に浮かんだ。

夜9時までは全く無風で、気温だけが生温く、湿度を帯びていた。

夜9時を少し回ったころから、強めの風が吹き始め、夜10時を過ぎると、雨を伴って断続的に突風が渦巻き始めた。

深夜1時を過ぎると、近隣の街路灯が一斉に消え、ただでさえ過疎化して、すっかり山奥のようになった周辺地域は、人間の存在すら感じられない雰囲気となった。

30分も経過すると街路灯の停電は復旧し、いつもの街並みに戻ったが、深夜2時を過ぎると、町中のすべてが停電し、まさに漆黒の闇に呑み込まれ、ただの山奥となってしまった。

深夜3時ごろにはひと際風が強くなり、激しい東風が山の木々を強く揺らし、壊れかけの屋根を引き剥がしにかかった。

庭のトマトを覆っていた簡易的ビニールハウスが引き剥がされ、今にも飛びそうになっていたので、突風の合間に、ペンライトを頼りに外へ出て、剥がれ落ちたビニールに重石を乗せ室内へ戻った。

外は、相変わらず、湿度を含んだ生温い空気だったが、タイミングよく雨も突風も止んでいたので、さっきまでの台風の気配は嘘のようだった。

真っ暗な居室に戻り、床に就こうとした瞬間に、轟音を伴って突風が吹き荒れた。

嘘のようだったのは、外へ出たときの穏やかな一瞬だったことを知った。

その後、明け方まで強風が吹き荒れたものの、雨はほとんど降らず、心配していた雨漏りもなかった。

今朝8時になって、テレビの音で目が覚めた。
これは、そのまま、停電が復旧したことの知らせでもあった。

すぐに起き上り、冷蔵庫の冷凍室を確認したが、停電からおよそ6時間経過しても、氷は氷のまま、その姿を変えずにいてくれた。

テレビは、昨日の台風被害を伝える情報番組で、興奮気味のキャスターや出演者が、映像を見ながら奇声を上げていた。

テレビの画面を一瞥してから、軍手を手にして外へ出てみた。

僅かに雲はあるものの風は止み、陽射しは強く、青空が広がっていた。

何はともあれ、急いで、壊れた軒のある東側へ回り込んでみる。

昨夜の突風を最も強く受けたであろう場所だけに、どれほどの被害になっているのか計り知れない。

途中にある、ビニールの半分が剥がれ落ちた、トマト畑のビニールハウスでは、数日後に収穫しようとしていたトマトが、僅かに1個だけ地面に落ちているだけだった。

そして、東側の屋根は・・・あった。
軒も、以前の壊れたままの佇まいで、何か変わった様子もなかった。

結局、被害は、僅かに1個、トマトが落ちただけにとどまった。

少し拍子抜けした気分になったが、忘れたころに、突風が西寄りに吹き付け、今まさに、北寄りへと風向が変わり始めている。

テレビのアンテナも、冬に少し曲がったままだし、雨漏りの原因となる個所の補修もしたいところだが
今朝9時に温帯低気圧に変わったとはいえ、呼び名が変わっただけで、その内容は変わらず、ひとたび風が吹けば、その威力はまだまだ凄まじく、とてもじゃないが、屋根の上での作業など出来そうもないので、屋根の補修は明日以降にすることにした。

台風一過の今朝は、さわやかな青空が広がっているものの、太平洋の南には、また新たな台風が産まれつつあるらしく、今後もまだ、気が抜けない状態が続きそうだ。

被災された皆様にお見舞い申し上げます。



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きこりん@北のほたるや
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私の生きてきた軌跡

北海道の三笠市旧幌内炭鉱周辺にて、三笠の土を使って陶芸をしています。

北海道の自然や風景・動植物・各地域イベントなどを撮影し、写真にて紹介しています。

地方都市や、過疎地域の町興しを真剣に考え、具体的な提案をしています。

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