北のほたるや

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水際のトッカータ


水際のトッカータ


幌内・月光池・三郎湖

個展の予定など無いし
誘われもしないからグループ展の予定もないし
コンクルールなんて箸にも棒にもかからないから出展予定もないけれど
とにかく何か作って、とにかく何か撮る。

もし個展をやったとして何を展示できるだろう?

まずは写真・・・
次に陶芸・・・
音楽や動画も会場の雰囲気作りにはいいかな・・・ あとは・・・自家焙煎コーヒーに手作りパンやスイーツ・・・?
なんか違うなwww

いつになるかわからないけれど、いつかやるかもしれない個展のために
木工や金工、それにまた油絵でも描いておくかなw


月光池

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湖上の輪舞曲 (ロンド)


湖上の輪舞曲 (ロンド)

幌内・月光池・太郎湖


月光池
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風のスケッチ


風のスケッチ

Sketch of the wind

幌内・月光池・太郎湖




月光池
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物語のかけら


物語のかけら

幌内・月光池・太郎湖

久しぶりに月光池まで散策してみた。

昼12時20分にカメラとレンズをリュックに入れて背負い、三脚を担いで、裏山の林道へと向かった。

ポケットにはいくつかのビニール袋と植栽スコップを押し込んだ。

工房裏の裏山への林道口は既にそこそこの標高があるが、ここから月光池まではずっと上り坂が続く。

初めての人なら、とても一人で行こうとは思えないほどの草薮が続き、いつヒグマが出てきてもおかしくない気配が漂う。

足元には何種類もの苔や羊歯が生え、その中から時折、ラクヨウキノコ(ハナイグチ)が顔を出している。

ポケットからビニール袋を出して、その都度、キノコや苔や羊歯を採取して歩く。

あちらこちらと優良な食菌のラクヨウキノコのポイントを探りながら、ようやく月光池についた頃には午後2時を過ぎていた。

ビニール袋には、今後の盆栽用にと、紅葉やカエデの苗や何種類もの苔や羊歯が大量に入っておりかなり重たい。

キノコも予想以上の収穫でバケツ1杯ほどもある。

さすがに重たいので、帰りに拾うつもりで途中に置くと、そこにまたキノコが・・・

さて、月光池は、台風21号が原因か、地震が原因かは分からないが、途中の道々でいくつもの倒木があったものの、池の中の水没林には全く変化が無かった。

この次は初雪が降った日を予定している。

ちなみに、家に戻ったら午後5時を過ぎていた。

撮影した写真は、ちまちまと小出しにしていこうと思う。


月光池
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必然の盆栽











陶芸を本格的にするようになり久しいが
いずれは盆栽鉢も作ってみたいと常々思っていた。

32年前からアクアリウムなどもやっていたことから、水槽の中で水草を植え、流木や石を配置し、小さな日本庭園を造っては写真を撮影するなどしており、その頃から「侘び寂び」にも興味を持ち始めていた。

陶芸は、この水槽の中の小物を自分で手作りしたいと思い始めたことだったが、その頃はまだ、陶芸よりもアクアリウムの方にウェイトを置いていた。

その後、ウェイトは写真へと移り、陶芸は忘れない程度に土を触るぐらいだった。
幸いに、今ある環境は、僅か数分散歩するだけで、様々な種類の豊富な苔が手に入る裏山があり、土や釉薬のテストとして焼いた売り物にもならない器が行き場を失い転がっている。

そこで、先日うかがったお寺の盆栽を拝見したのをきっかけに、きちんとやってみようと思い立った。

以前から盆栽には興味もあったので、それなりの勉強はあらかじめしていたし、器を作っている際に、余った土で小さな器を作り、底に穴を開けてミニ盆栽鉢を作ったり、北海道では自生していないヒガンバナなどの植物を室内で越冬させるための植木鉢を作っていたこともあり、盆栽に行きつくことは必然でもあった。

問題は、どのような植物なら盆栽になるのか?

極めて少ない土で、どのように維持させたらいいのか?といううことで
基本的な技術と情報はネットで検索しまくり、改めて勉強した。

早速、先日採取してきた植物たちを、使う予定のない器に植えこんでみる。

数種の苔と共に、唐松、樺、朴木、羊歯類などを植えてみる。

ついでに、正月に食べて植えた金柑や八朔が苗となっていたので、それも苔と共に植え直した。

裏山へ行くと、芽吹いたばかりの木々の苗と苔が無尽蔵にあるので、マテリアルには事欠かない。

今後は、桜や紅葉、楢、栗、紅紫檀、紫陽花、藤、躑躅、五葉松なども苗があるので、これらを植えるための鉢が焼き上がり次第、順次に盆栽化していこうと考えている。

ちなみに、7ギガWi-Fiなので、この記事投稿後は、通信制限がかかり、来月1日まではネットができなくなることだろう・・・トホホ

さて、そんなわけで、すべての悪夢の始まりの日である昨日9月21日は、本格的な盆栽鉢の作陶に打ち込むことで、何とか何事もなく終わらせることができた。
まぁ、誕生日を喜ぶような歳でもないし、それが産まれた日なのか、登録した日なのかすら、親の居ない私にはわかりもしない。

幼い時から、この世に生まれてきたこと自体を恨めしく思ってきた人生なので、祝いの言葉をもらっても、愛想笑いしかできなかった。

毎年、9月が来ると、生年月日を非表示し、誰にもお知らせがいかないようにしてきた。

とはいえ、これは私個人が呪われた日であって、他の方のお祝い事の日であるなら、それは喜ばしいことだと思っている。

つまりは、私の誕生日を祝われることだけが望ましくないと思うばかりである。

そもそもが、健康の問題もあり、もういい年でもあるので、このような恨み言もなしに、残された時間を、より穏やかに過ごすことができればと願うばかりである。

さて、盆栽の方は、裏山から連れてきて植えただけなので、このままひと冬を過ごしてもらい、来春にトリミング&剪定を行い、針金を巻き樹形を整えていく。


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Autumn entrance


Autumn entrance


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風は秋色


季節は足早に通り過ぎ、今まさに秋から冬へとシフトし始めている。

放棄地の藪の中で雑草に埋もれて萎縮し、消えてなくなりそうになっていたものを救出し
庭に移植しておいた数株が、それぞれに大きく育ち、たくさんの花をつけてくれた今夏。

日照りが続き、一か月近くも雨が降らなかった晩春から初夏には、どの植物も萎れてしまうほどで、植えつけたばかりの畑の野菜などは育成不良となっていた。

漸く雨が降ると、今度はいつまでも降りやまず
屋根の上に水溜りができるほどの勢いだったので、家の中では雨漏りがしていた。

野菜畑の畝は水溜りの中に水没し、今年の不況を暗示し始めた。

そんな長雨の中で、とりわけ喜んでいたのがアジサイだった。

日照り続きで萎縮し、いつまでも花芽を付けずにいたのだが、この長雨の中で生き生きとし、枯れてしまったと思っていた枝からも次々と葉が伸び始め、あちらこちらに花芽が付き始めた。

季節は既に7月となり、その頃になってようやく花が咲き始めた。

8月になっても新たな花が次々と咲き、お盆を迎えるころには満開となっていた。

春のイメージが強いアジサイだが、俳句での季語は「夏」ということなので、北海道ではお盆前後でも間違っていないようだ。

花の色が変わることから、花言葉は「移り気」というのがあるが、「辛抱強い愛情」「一家団欒、家族の結びつき」というポジティブなものもあり、願わくば、後者を選択したいものだ。

さて、9月ともなると、桜やシラカバなどの広葉樹は赤や黄色の紅葉が見られ始め、予想以上に花をつけたアジサイたちも「秋色アジサイ」となりはじめた。

どの株の葉もまだまだ青々としており、本格的な秋色とはなっていないものの、淡いパステルのアンティークカラーも趣がある。

今年は剪定をせず、このままドライフラワーとなって春を迎えてもらおうと思う。

そうそう、花のお礼として、まだ肥料分の残っている野菜畑の土を根元に入れてあげよう。













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The leading role


The leading role

北海道上川郡美瑛町 白髭の滝


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びっくらこいたなーもー


昨夜は、渡島地方から石狩留萌地方、空知地方にわたって竜巻注意情報が何度も出され、お天気ズームレーダーを確認していると、かなりのスピードで真っ赤に表示された雨雲軍団が次から次へと北上していた。

一昨日の台風21号は既に温帯低気圧になっていたものの、その勢力はあまり衰えず
太平洋上の湿った空気を、北海道へ送り込んでいた。

深夜12時を過ぎるころには、断続的な強風と、激しい雨が叩き付けるように降り注いでは、無風となる瞬間を短いスパンで繰り返した。

深夜2時を過ぎたころ、いい加減眠たくなり床に就くも、時折、裏山を激しくざわつかせる強風が気になって、とても眠れない。

それでもいつしか、うとうととし始めて間もなく、ガタガタゴトゴトという激しい音に目が覚め、その瞬間に家が揺れ始めた。

「ん?竜巻が来たか?ダウンバーストか?」と思いつつ、ベッドに腰掛けながら、カーテンを開けて外を見てみた。

一昨日と同じように、街路灯がすべて消えていたが、つけっぱなしのテレビは映っていたので、部分停電のようだ。

などと一瞬のうちに考え巡らしていると、ベッドに腰掛けた体がフワフワと浮くような感覚に襲われた。

寝入りっぱなだったこともあり、かなり寝ぼけていたことは否めないが、薄暗がりの窓から見える風景が動いていないことがかすかに確認できたと同時に、テレビでNHKのニュースが始まった。

竜巻やダウンバーストではなく地震だとようやく理解した。

更なる情報を収集しようと、未だ揺れるベッドの上でテレビを見ていると、千歳空港の、揺れた瞬間の映像が流れた。

遠くの方で青白い光がいくつか放たれいるのが映っていた。

と、その瞬間、午前3時を過ぎたころに、全面停電となった。

あの青白い光は、おそらく、発電所のスパークなのだろうと想像すると、それから数分後に停電になったのは必然だと思えた。

ひとまず、揺れが収まるまでベッドの上にいることにしたが、まるでウォーターベッドのように、ふわふわといつまでも揺れていた。

数分後には、強めの余震が来たが、それは短く終わり、部屋の中には、混沌とした暗闇の静寂が訪れた。

15分ほども経った頃、その後の余震は来ないようだったので、ペンライトを頼りに室内を確認してみる。

かなりの揺れが長時間続いた割には被害は少なく、玄関ロビーに置いた小さな一輪挿しが一つ転げ落ちて割れていた以外は、フライパンや鍋の蓋などが落ちていたものの壊れてはいなかった。

最も倒れて落ちやすい、コーヒーサイホンや、頂き物のハーバリウム、立てて置いてある望遠レンズなどなどは全く動いてもいなかった。

外の様子も見てみたかったが、裏山の山裾が目の前にあるので、一昨日の台風による豪雨のことも考えれば、さすがに、外に出ることは危険と感じ、朝になってからにした。

とりあえずは、水道から水が出るのを確認し、まず、バスタブに水を溜め、捨てる予定だったペットボトル数本に水を溜め、大きめの鍋やバケツにも水をためた。

停電が長く続くと、供給用のポンプも止まり、水道管の圧力が下がると水が出なくなってしまう。

ペンライト用の予備の乾電池も分かりやすい所に出しておいた。

余震や土砂崩れに備えて、窓のカーテンを閉め、万が一、割れたガラスを避けるために、押入れの戸板を立て掛けた。

いつでも外へ飛び出せるように、パンツも履いたwww

まんじりともしない中で朝を迎え、裏山の山裾を観察し、その後、道路や電信柱、橋などを見回ったが、まったく変化はなかった。

最も心配だった家屋も、何も変化はなく、僅かにふすまが開いていたが、きちんと隙間なく閉まったので、家屋自体の歪みもないものと思われる。

さて困った。

やることが何もない。

仕方がないので、先日の台風でめくれたビニールハウスを片付け、鉢植えにしていたヒガンバナをプランターに移植した。

雨漏りのする屋根の補修もしたいところだが、未だに、時折、突風が吹きつつ、陽射しも強いことから、明日以降にしようと思う。

12時を過ぎると僅かに腹が減ってきたので、電気の入っていない冷蔵庫の中身をトリアージしてみる。

その結果、停電が今後長く続くことも考え、レッドは生卵となった。

卵はとても優秀な食品で、高タンパクであることから、早めに食べておくことで、その後の長時間にわたる緊急時の体力の維持に有効的だ。

とりあえず、5個を割り、塩、コショー、砂糖、めんつゆを各少々入れて玉子焼きを作った。

焼き立ての玉子焼きを食べた後はコーヒーを飲みたくなるものだ。

電気ポットは使えないが、ガスコンロでお湯は沸かすことができる。

小鍋でお湯を沸かし、コーヒーミルにコーヒー豆を入れる。
ボタンを押す。
「あれ?」
停電だった・・・<(_ _)>

仕方がないので、陶芸用の乳鉢でコーヒー豆をすり潰し、いつも通りのコーヒーを飲むことができた。

一息ついたら、晩御飯用に、強力粉と薄力粉にドライイーストを混ぜて練りこんだ生地を作った。

暗くなったころにはいい感じに発酵しているだろうこの生地を、フライパンに薄く広げて、蓋をし、弱火でじっくりと焼き上げると「何になる?」・・・「ナン」になる。

これにケチャップを塗って、冷凍してあるミックスチーズを乗せ、フライパンで蓋をして焼けばピザになる。

冷凍してあるベーコンや玉ねぎを乗せれば完璧だ。

晩御飯はこれで決まりだっ!

さて、やることもなくなり、ソファーに寝転がって外を眺めていると、突然テレビの音が、無音の部屋の中に鳴り響いた。

午後2時、少なくともココいら辺だけは電気が来たようで、テレビでは未だに全面停電を伝えていた。

んじゃ、その番組は誰が見てるんだぁ?と疑問にも思ったが、ワンセグなどでも見られるのだろう。

その後、今現在も、テレビで情報を収集しているが、未だに道内全域の停電は復旧していない。

最大震度は7に改められた。

北海道内の発電所は数か所あるが、その全てはターミナルで連結され、電力供給の際、すべてが同じ電圧になるようにバランスがとられている。

今回のような多大なる災害の際には、ターミナルが自動で切れ、それぞれの発電所、変電所、送電設備などに被害が及ばないようになっている。

しかし、突然絶たれた送電はそのバランスを失い、それまでと同様の電圧、周波数で送電することが難しく、送電するまでの時間がかかる。

使用量が多都市部などでは、使用量が多くなるほど復旧に時間がかかるが、三笠市のような過疎地などでは使用量が根本的に少ないため、復旧が早いということなのだそうな・・・

今後も、大きめの余震は何度かあると思われるが、「何時ごろに地震が来るらしいよ・・・」というのは明らかなデマでしかない。

地震の予知、ましてや、時間指定などできないのだから・・・

停電や断水においても、「もう大丈夫」というわけではない。

今後1ヶ月ぐらいは地震に気を付けるべきだろう。

今回の地震が本震とは限らないのだ!

これから秋の観光がシーズンとなるが、今年は、山裾や河川の近く、海岸線などでは注意を怠らない方がいいだろう。

ということで
私は、毛は無くなり始めてますが、怪我もなく
アホなぐらい元気でおります。

ご心配いただきありがとうございます<(_ _)>

被災された皆様へ、お見舞い申し上げます。

追記

お鍋でご飯を炊くには・・・
理想は土鍋がいいですが、蓋つきのお鍋でもご飯が炊けます。

できればホーロー鍋など、蓋が重たいものが望ましいです。

米2合をしっかり研ぎ、夏ならば30分、冬なら1時間、今時期なら40分ほど水にうるかせます。

上記の米をザルにあけて、しっかりと水を切り鍋に入れます。

水400tを入れ、吹き零れ始めるまで強火で焚きます。
(4〜5分程度)

吹き零れ始めたら、火力を極弱火にし、15分焚き続けて火を止めます。

たったこれだけで、おいしいご飯が炊けます。

また、パンを作るには・・・

ぬるめの水(30℃前後)130t
ドライイースト 5グラム
上白糖 5〜10グラム

上記を入れ軽く混ぜる。

強力粉150グラム、薄力粉50グラム

上記を入れ軽く混ぜる。

塩 3グラム

上記を入れ、しっかり捏ねる。

ナンやピザ生地程度なら、手を使わずゴムべらだけでしっかり混ぜる程度でもよい。

丸くまとめて、余裕のある容器(混ぜたボウル)内に置き
ラップをかけて、1時間以上放置する。

膨らんだ生地を2等分〜4等分にし、フライパンに広げて蓋をし、極弱火でじっくりと焼く。

時々、蓋を開けて確認し、場合によっては、ひっくり返して裏も焼く。

あれば、あらかじめ温めておいたレトルトカレーなどと共にどうぞ・・・




来年の今頃は、ベビーラッシュになってるかもしれないなぁ・・・北海道・・・



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台風一過


台風一過

ほたる窯のある三笠市幌内においては、北海道の中央部に近い内陸にあり
小山の北側に面した中腹にあることから
冬には雪こそ多くなるものの、吹雪の影響が少なかったので
「台風21号何物ぞ!」と思いつつも、僅かな不安と、ちょっぴりのワクワク感で一夜を過ごした。

当方は、中古住宅を購入したものだが、その時点で既に屋根が壊れており
居室二部屋の天井からは雨漏りがしていて、何度も修繕のために屋根に上がり、コーキング補修するも、時間がたつと、同じ個所から漏ってくる。

また、西から東へ向けて傾斜のある屋根の、東側の軒が壊れ、外から見ると、既に崩壊している空き家のように見える。

そんな状態なものだから、昨夜はあらかじめ、雨漏りの落ちる位置に合わせてバケツやら鍋やらを配置しておいた。

ニュースで、関西方面の被害が映し出されるたびに、ほたる窯の屋根が吹き飛ぶイメージが脳裏に浮かんだ。

夜9時までは全く無風で、気温だけが生温く、湿度を帯びていた。

夜9時を少し回ったころから、強めの風が吹き始め、夜10時を過ぎると、雨を伴って断続的に突風が渦巻き始めた。

深夜1時を過ぎると、近隣の街路灯が一斉に消え、ただでさえ過疎化して、すっかり山奥のようになった周辺地域は、人間の存在すら感じられない雰囲気となった。

30分も経過すると街路灯の停電は復旧し、いつもの街並みに戻ったが、深夜2時を過ぎると、町中のすべてが停電し、まさに漆黒の闇に呑み込まれ、ただの山奥となってしまった。

深夜3時ごろにはひと際風が強くなり、激しい東風が山の木々を強く揺らし、壊れかけの屋根を引き剥がしにかかった。

庭のトマトを覆っていた簡易的ビニールハウスが引き剥がされ、今にも飛びそうになっていたので、突風の合間に、ペンライトを頼りに外へ出て、剥がれ落ちたビニールに重石を乗せ室内へ戻った。

外は、相変わらず、湿度を含んだ生温い空気だったが、タイミングよく雨も突風も止んでいたので、さっきまでの台風の気配は嘘のようだった。

真っ暗な居室に戻り、床に就こうとした瞬間に、轟音を伴って突風が吹き荒れた。

嘘のようだったのは、外へ出たときの穏やかな一瞬だったことを知った。

その後、明け方まで強風が吹き荒れたものの、雨はほとんど降らず、心配していた雨漏りもなかった。

今朝8時になって、テレビの音で目が覚めた。
これは、そのまま、停電が復旧したことの知らせでもあった。

すぐに起き上り、冷蔵庫の冷凍室を確認したが、停電からおよそ6時間経過しても、氷は氷のまま、その姿を変えずにいてくれた。

テレビは、昨日の台風被害を伝える情報番組で、興奮気味のキャスターや出演者が、映像を見ながら奇声を上げていた。

テレビの画面を一瞥してから、軍手を手にして外へ出てみた。

僅かに雲はあるものの風は止み、陽射しは強く、青空が広がっていた。

何はともあれ、急いで、壊れた軒のある東側へ回り込んでみる。

昨夜の突風を最も強く受けたであろう場所だけに、どれほどの被害になっているのか計り知れない。

途中にある、ビニールの半分が剥がれ落ちた、トマト畑のビニールハウスでは、数日後に収穫しようとしていたトマトが、僅かに1個だけ地面に落ちているだけだった。

そして、東側の屋根は・・・あった。
軒も、以前の壊れたままの佇まいで、何か変わった様子もなかった。

結局、被害は、僅かに1個、トマトが落ちただけにとどまった。

少し拍子抜けした気分になったが、忘れたころに、突風が西寄りに吹き付け、今まさに、北寄りへと風向が変わり始めている。

テレビのアンテナも、冬に少し曲がったままだし、雨漏りの原因となる個所の補修もしたいところだが
今朝9時に温帯低気圧に変わったとはいえ、呼び名が変わっただけで、その内容は変わらず、ひとたび風が吹けば、その威力はまだまだ凄まじく、とてもじゃないが、屋根の上での作業など出来そうもないので、屋根の補修は明日以降にすることにした。

台風一過の今朝は、さわやかな青空が広がっているものの、太平洋の南には、また新たな台風が産まれつつあるらしく、今後もまだ、気が抜けない状態が続きそうだ。

被災された皆様にお見舞い申し上げます。


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きこりん@北のほたるやイメージ
きこりん@北のほたるや
プロフィール公開中 プロフィール
私の生きてきた軌跡

北海道の三笠市旧幌内炭鉱周辺にて、三笠の土を使って陶芸をしています。

北海道の自然や風景・動植物・各地域イベントなどを撮影し、写真にて紹介しています。

地方都市や、過疎地域の町興しを真剣に考え、具体的な提案をしています。

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